理事長挨拶

sibata

理事長 柴田 範子(しばた のりこ)

特定非営利活動法人楽を開設して11年目になりました。早いものです。どうにか、この組織と介護事業が続けられるように、そして、地域との繋がりを密にすることを大切に今日まで続けてくることができました。これもひとえに頑張りの効かなくなった理事長を支えてくれる管理者や介護職員、事務全員の努力、そして、地域の方々の励まし、様々相談に応じてもらえる行政等の支援があって、今があるのだと思っています。ありがたいと思います。

昨年6月、丸9年間住ませてもらった幸町2丁目の家を引き払い、すぐ近くにある幸町4丁目のコンビニだったところを貸してもらいひつじ雲を再開所しました。以前は昭和38年に建てられた家を借りていたため、東北の震災で少しばかりヒビが入って引っ越しを考えざるを得ませんでした。地域の方々のアドバイスで今のところに引っ越すことができたのです。川崎駅から間近で、3階建てマンションの1階。震災時、コンビニ内の棚から落ち物はなかったと聞きました。通常の倍くらい地盤を強くしていたことが後でわかりました。引っ越し当日、驚いたことは、利用者さんの誰一人不安を訴えることがありませんでした。ひつじ雲の職員が皆さんと馴染みの関係になっていることが証明されたと確信できました。バタバタしていたのは、環境が変わったことについていけない職員の姿でした。

くじら雲は昨年9月に認知症対応型通所介護から小規模多機能型居宅介護ひつじ雲のサテライトとしました。認知症の人の症状の変化は改善したり、悪化したりするものです。職員は懸命に改善の努力をしてきましたが、ショートスティの利用割合が徐々に増え、グループホームや特養、有料老人ホーム等に住まいを変えていく方が多く、考えさせられることが多かったのです。そこで、縁のあった方とご家族も含めて、長く縁を持ち続けられるようにしたいと考え、サテライトを選択した経緯があります。ひつじ雲が小規模多機能型居宅介護に移行した時のように、暫くは運営上かなり厳しい期間があると思いますが、ひつじ雲、くじら雲が協力しあい続けていきたいと思います。

ひつじ雲近隣で食事会を始めて7年になります。地域との繋がりが最も大切と考えて始めたことです。始めたころからの馴染みの方々が定期的に顔を見せてくれます。食事会を始めた当初83歳位だった方々は90歳を迎えています。家族に送迎してもらい食事会に見える方も。90歳代が参加している全体の割合が高くなっています。食べること、楽しみ、いつもの人たちに出会って会話を楽しむ・・・。管理栄養士さんが一品一品に使われた材料と食する事での効果を説明してくれます。6月から1年間は歯科衛生士さんも参加して嚥下機能の大切さを再び説いて、体操に繋げてくれます。介護予防に繋がっているのですね。ひこうき雲で食事作りをして、食べる場所は近くのある町内会館。ひこうき雲では時々お茶会(茶話会)も行っています。

特定非営利活動法人楽の今年度は、無理なことはしませんが、楽を利用している方々が日々楽しい時間をもてて、地域での暮らしを続けられる支援と、地域との繋がりを更に強める努力を自然な流れの中で進めていきたいと思っています。
どうぞ、今年度もよろしくお願い致します。

プロフィール

講師(2015年8月現在)
 東洋大学(朝霞キャンパス)
 日本女子大学
 文京学院大学 他           

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